吾妻山公園・蘇峰堂梅林　2006.03−2015.02

　[ 入口から山頂へ ]

残暑の８月下旬、JR東海道線で二宮へ行って来た。取り立て観光地という訳ではないけれど、知ってる人は知っている吾妻山公園が目的である。吾妻山公園は、駅から徒歩３分のところにあり、夏は「コスモス」、冬は「菜の花」が、公園の名前にもなっている吾妻山山頂付近に咲いている。
行き方は、まず二宮駅北口を降り、正面左手の公会堂脇の道を入って行く。駅前には案内板もあるので迷うことはない。そして、ちょっと行くと登り坂となり、吾妻山公園の入口（写真左上）を過ぎると、急な階段となる。途中、浅間神社（写真右上）という神社の前を通り過ぎ、標高僅か１３６mの山頂には１５分程で到着である。

　[ 山頂からの眺望とコスモス ]

山頂付近は見晴らしが良く、眼下に相模湾、遠方に箱根連山など３６０度の展望が広がり、とにかく素晴らしい。そして、肝心のコスモスはと言うと、コンクリートで出来た展望台の反対側の斜面に沿って満開であった。ちなみに、吾妻山のコスモスは、早咲きのため８月中旬に見頃を迎えるそうだ。（開花時期の詳細については、下記公式サイトを参照）

　[公式サイト]　二宮町／吾妻山公園

　[ １月中旬の吾妻山 ]

さて、お次は１月中旬の菜の花である。一面に咲き誇った黄色い花は、それは見事なもので、しかも夏と比べ冬は空気が澄んでいるせいか、真っ白く雪化粧した富士山も見える。ちなみに、この場所は、写真撮影のスポットにもなっているようで、多くの人が本格的なカメラでシャッターを切っていた。
そうそう、園内には、水仙も咲いていてこちらも綺麗だ。ほかにフィールドアスレチックなどもあり、家族連れにも向いている。

　[ 海岸へ降りる ]

なお、帰りは縁結びの神様として信仰されている吾妻神社を経由して海に出てみた。真冬とは言え、湘南の海は暖かく、のんびり海岸をお散歩した。ただ、この海岸、砂浜はあまり広くなく陸地側にテトラポットも置いてあり、相当波の侵食を受けているようだ。
それでも、やはり海はイイ。
　

　[ 蘇峰堂梅林 ]

２〜３月に行かれるのであれば、駅から徒歩１５分のところにある徳富蘇峰記念館（月曜休館）脇の梅林へ足を伸ばしてみることをお勧めする。同じ西湘エリアの曽我梅林や小田原フラワーガーデンに比べ小振りなものの、梅の老木が白や紅の花を付け、なかなか味があるほか足元に咲く水仙が色を添えている。
なお、入園料は１００円で、入口脇の料金箱へお金を入れようになっている。それと、二宮は、この梅林のほか町の至るところで梅の木を見かけ、目を楽しませてくれる。

　[参考URL]　徳富蘇峰記念館