来宮散歩と熱海梅園（2）


[ 熱海の来宮 ] １２月１８日、寒波到来の最中、熱海の来宮へと向かうこととした。熱海とは言え冷たい風が吹きとにかく寒い。東海道新幹線で熱海駅まで行き、来宮へは歩いても２０分程なのだが、寒いため東海道本線に乗る。そして来宮駅（写真左上）で降りると、まず向かった先は、駅から徒歩６～７分のところにある双柿舎である。途中、道すがら太平洋を望み初島（写真右上）も見える。


[ ラブレター川柳神社 ] 双柿舎（写真左上）は明治時代の文豪坪内逍遥の別荘で、晩年ここで暮らしたという。大正時代の建物で見学は土日のみとのことであるが、日曜日に訪れたものの臨時休館。よく臨時休館をするらしい。建物の外観だけ外側から眺めた後、近くにあるラブレター川柳神社へと向かう。駄洒落のような神社で、本尊のハートの中心には手書きで「隕石」（写真右下）と書かれている。まあネタにはなるのだが....。


[ 蓄熱レギンスでも寒い ] ラブレター川柳神社の次は、本日の本命「熱海梅園」である。梅園というと２月ではないかと思われるが、ホームページには「早咲きの梅・遅い紅葉が楽しめる公園」と記載されている。ラブレター川柳神社からは徒歩１０分程で、園内に入ると、まさに旬な紅葉が出迎えてくれた。しかし、足湯があるという話を聞き、わざわざ黒レギンスを履いて行ったものの、なんと足湯はクローズ中（写真左下）。これでは寒さ損である。ちなみに、黒レギンスはグンゼTucheの蓄熱レギンスであるが、蓄熱とは言えやはり８０デニール。この寒さには耐えられない。そこで、予備の１１０デニールタイツに履き替えることにした。ただ、ここでも問題が....。黒タイツではなく、間違えて家の中専用の白タイツを持って来てしまったのである。


[ 白タイツ ] 白タイツなんて、小学生の女の子すら今時見掛けるのは稀だし、まして男の子なら黒タイツは履いても白タイツはほぼいない。話は脱線するが自分が小学生の時は、この白タイツを履かされていた記憶がある。周りの男の子で白タイツを履いている子は、極希に一人いるかいないかの希少種であった。ちなみに、男の子の白タイツは、小学校６年生くらいまでの身長に対応する商品が、それこそアツギや福助といったメジャーブランドから出ており、タイツを履いていても全く問題はない。ただ、男女兼用となっているので、女性用タイツ同様、「前閉じ」「センターシームあり」「ランガードあり」といったものである。それでも、５０デニールの薄手タイツから８０デニールの中厚手、１１０デニールの厚手タイツまであるほか、色も白以外に黒やスキニーベージュと、割かし種類が豊富である。しかし、実際に男の子が履くとなると、黒タイツなら何デニールでも無難ではあるが、白やスキニーベージュの薄手タイツだと、それこそ周囲から浮いてしまうかも。ちなみに、大人女子でも、白タイツはコスプレーヤーくらいしかいないかな。（笑）話は脱線したが、背に腹は代えられず白タイツで道中過ごすことにした。　◎こども用タイツ50デニール　ATSUGI（アツギ）公式直販

　[ モミジの紅葉 ]

そして、園内を進んで行くと。河原や竹林前などモミジの紅葉が真っ盛りであった。

　[ 花々と彫刻 ]

また、早咲きの梅、そして椿などの花々や、併設する澤田政廣記念美術館前の彫刻なども目を楽しませてくれた。


[ 火のない火鉢 ] また、園内には、童謡「証城寺の狸囃子」の作曲者中山晋平の記念館が建っている。建物の中に入ると火鉢が置かれていたが火は入れられておらず。つくづく暖には見放された感じである。熱海梅園を一通り見た後は、本日のお宿がある元箱根へと向かう。当ホームページでも紹介している来宮駅近くの来宮神社前から伊豆箱根バスに乗る。（始発は熱海駅）

　[ 十国峠 ]

途中、熱海市内でも富士山の眺望で有名なケーブルカーの走る十国峠（こちらも当ホームページで紹介している）を経由し、眺めの良い道を進み約１時間ほどで元箱根に到着した。

　[ 芦ノ湖畔のホテル ]

元箱根では、芦ノ湖の眺望が望めるホテルに一泊である。そうそう、余談ながら白タイツは足の裏が案外汚れる。明日も白タイツにはお世話になる予定なので、ホテルのバスルームで綺麗にお洗濯。そして本人は温泉で汗を流す。

　[ 箱根の登録有形文化財の宿 ]

それにしても、箱根は温泉付きの宿が多く、クラッシックホテルのほか国指定登録有形文化財の温泉宿もある。昨年の秋に泊まった温泉宿は特に趣があって、客室には広縁（上記写真）が付いており窓の外は紅葉。ちなみに、この写真左手の扉を開けると、下記写真の部屋がある。

　[ 宿の寝室 ]

また、寝室はさらに奥にあり、一応ツインの部屋。湯上りに新しい黒タイツを履きベッドの上でしばし独り想いに耽る。ただ、想いに耽り過ぎていたせいか、不用意にもおろしたて黒タイツを汚してしまい、テッシュで拭いても染みが取れない。結局、洗面所で洗う羽目となってしまった。（汗）　しかも、部屋に干しておいたらチェックアウトの時に回収し忘れ、後で宿から携帯へ電話が入る始末。ただ、自分の履いていたタイツを他人（特に女性）から受け取るなんてメチャ恥ずかしく、残念ながら捨てて貰った。

　[ ラストの熱海梅園の紅葉写真 ]

最後に、今回はあまりにもタイツの話題ばかりになってしまったので、熱海梅園の紅葉の写真でラストを締めたいと思う。

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