元箱根杉並木・箱根関所から箱根峠とサイクリング


[ 元箱根杉並木・箱根関所 ] 箱根登山鉄道の終点、箱根湯本駅からバスで元箱根へ向った。元箱根に着くと、１６００年代に植えられたという杉並木の旧街道をお散歩である。ここは、なかなか味があった。そして、どんどん歩いて行くと、やがて復元された箱根関所に到着する。箱根関所は国指定史跡「箱根関跡」へ江戸時代の関所を復元したもので、黒塗りの門をくぐり中に入ると、通行する人を改めた大番所などの建物が建っている。ちなみに、大番所の中には、役人が詰めていた部屋なども再現され、中は想像していたより広い。　[参考URL]　よみがえった箱根関所


[ 箱根関所その２ ] また、当時の武具や土間（台所）、そして雪隠（トイレ）なども復元されており、当時の様子が伺える。


[ 旧街道 ] 箱根関所を見学した後は、道の駅「箱根峠」に向かって歩くことにした。道の駅「箱根峠」へは、芦ノ湖畔を過ぎるとコースの大半が上り坂となるものの、途中から江戸時代に造られた石畳の旧街道を歩いて行く。そうそう、旧街道に入る手前に、箱根七福神の一つ毘沙門天を祀る箱根駒形神社という小振りな神社があるので、お参りをして行った。また、芦川の石仏群なんかもあって、なかなか歴史を感じさせてくれる。


[ 道の駅からの眺め ] 道の駅「箱根峠」からの眺めは、正面に駒ヶ岳や二子山、足下に芦ノ湖と大変素晴らしい。また、道の駅だけあって、ジュースの自動販売機やトイレなども完備されている。ただ、やや騒がしいのが難点で、更に登山道へ入って５分くらい登ったところにある休憩所へ向かった。こちらは、静かに芦ノ湖の景色を眺められる。　[参考URL]　道の駅「箱根峠」：神奈川県　[歩行時間]　元箱根→（15分）→関所跡→（25分）→箱根峠


[ 箱根駒形神社から湖畔の道 ] さて、お次は別コースをご紹介する。上記箱根駒形神社から石畳の旧街道に入らず、そのまま行けば芦ノ湖に沿った道となり、やがて未舗装になって正面に車止めのゲートが現れる。この道は、途中木々の合間から湖面が見え、なかなか気持ちの良い道である。

　[ 箱根白浜・レンタサイクル ]

ちなみに、このゲートは歩行者のみ通行可能で、さらに続くハイキングコースの中へ入るとすぐ右手に白浜ある。正面に駒ヶ岳が見て取れるが、白浜という名ではあるものの茶色の浜である。（箱根駒形神社から徒歩約20分）

余談ながら、こちらのコースは白浜直前まで舗装された道なので、レンタサイクルを借りて行った。レンタサイクルはハローサイクリングが元箱根港若しくは箱根関所脇の箱根町港で、電動アシスト自転車を貸し出している。ただ、事前にスマホへアプリをダウンロードしてから使うので要注意。


[ 大観山 ] そうそう、せっかくレンタサイクルを借りたのだから、もう１ヶ所「大観山」へ行くことにした。大観山へは、一旦来た道を引き返し、箱根町港から県道７５号線（椿ライン）に乗り４０分弱。もちろん電動アシスト自転車なので坂道もスイスイ。県道をひたすら登って行けば、やがて大観山頂上部に「アネスト岩田スカイラウンジ」というドライブインが現れる。ただ、晴れていたのはこの頂上部のみで、眼下の芦ノ湖に目を向けると曇がどんより。う～む。取り敢えず、ここで天ざる蕎麦を食べ、ちょっと一息付いた後は、のんびり下山する。


[ 富士見峠 ] それでも、途中、富士見峠というバス停（路線自体は廃線）に差し掛かった辺りで、芦ノ湖側の雲が晴れてきたので、自転車を降り写真を撮ってみた。ただ、あまり上手くは撮れず今日はこれが限度かな。ちなみに、雲がなければ、富士見峠という名前だけあって富士山も見えるらしい。

　[ ホタルブクロ ]

そして、道端のホタルブクロの花を見ながら貸出しスポットに戻ったのであった。

[ 電動レンタサイクルメモ ]
●ハローサイクリング（要アプリ）
15分200円～1日2,000円。2023年度の営業期間は4/28～10/29。以降も冬季休業の可能性があり。

●ハローサイクリング以外のレンタサイクル
１．神奈川県立恩賜箱根公園
1日1,000円。ハローサイクリングのYAMAHA PAS CITY-Cより性能の悪い車両だが料金は安い。

２．箱根園レンタサイクル
1時間500円。箱根園なので場所は不便。

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[ 旧街道から道の駅へ ] 石畳の旧街道をフーフー言いながら登り、ようやく道の駅「箱根峠」に到着した。