元箱根杉並木・箱根関所から山伏峠　2005.09＆2010.08 （2020.06 リメイク）

　[ 元箱根杉並木・箱根関所 ]

箱根登山鉄道の終点、箱根湯本駅からバスで元箱根へ向った。元箱根に着くと、１６００年代に植えられたという杉並木の旧街道をお散歩である。ここは、なかなか味があった。
そして、どんどん歩いて行くと、やがて復元された箱根関所に到着する。箱根関所は国指定史跡「箱根関跡」へ江戸時代の関所を復元したもので、黒塗りの門をくぐり中に入ると、通行する人を改めた大番所などの建物が建っている。ちなみに、大番所の中には、役人が詰めていた部屋なども再現され、中は想像していたより広い。

　[参考URL]　よみがえった箱根関所

　[ 旧街道 ]

また、当時の武具や土間（台所）、そして雪隠（トイレ）なども復元されており、当時の様子が伺える。

　[ 旧街道 ]

箱根関所を見学した後は、道の駅「箱根峠」に向かって歩くことにした。 道の駅「箱根峠」へは、芦ノ湖畔を過ぎるとコースの大半が上り坂となるものの、江戸時代に造られた石畳の旧街道を歩いて行く。
そうそう、旧街道に入る手前に、箱根七福神の一つ毘沙門天を祀る駒形神社という小振りな神社があるので、お参りをして行った。また、芦川の石仏群なんかもあって、なかなか歴史を感じさせてくれる。

　[ 旧街道から道の駅へ ]

石畳の旧街道をフーフー言いながら登り、ようやく道の駅「箱根峠」に到着した。　

　[ 道の駅からの眺め ]

道の駅「箱根峠」からの眺めは、正面に駒ヶ岳や二子山、足下に芦ノ湖と大変素晴らしい。また、道の駅だけあって、ジュースの自動販売機やトイレなども完備されている。
ただ、やや騒がしいのが難点で、更に登山道へ入って５分くらい登ったところにある休憩所へ向かった。こちらは、静かに芦ノ湖の景色を眺められる。

　[参考URL]　道の駅「箱根峠」：神奈川県

　[歩行時間]　元箱根→（15分）→関所跡→（20分）→箱根峠 　

　[ おまけ：山伏峠 ]

なお、この登山道を行くと、やがてアップダウンを繰り返しながら、海ノ平へ到着する。海ノ平は草原状の頂上を持つ山なのだが、草原自体が人の背よりも高く眺望は利かない。ただ、頂上付近にはヤマユリが自生しており、これがなかなか綺麗。
さらに進むと、山伏峠でここから、芦ノ湖を一望できる。なお、山伏峠は芦ノ湖スカイラインに隣接し、ここだけなら車で行った方がベターである。ちなみに、芦ノ湖スカイラインにはバスが通っていないので、徒歩の場合、元来た道を引き返か、湖尻・桃源台方面まで歩かなければならず要注意。

　[山伏峠]　道の駅から徒歩約１時間半。
　　　　　　　 または関所跡からタクシー利用。