大平台スイッチバックと日帰り温泉 　2022.08

　[ 大平台温泉 ]

大平台は、箱根登山鉄道で箱根湯本から２つ目の駅である。駅周辺には、箱根十七湯の１つ大平台温泉郷が広がっているが、箱根の温泉場の中ではかなり地味である。このちょっとマイナーな大平台温泉を訪れてみた。 　

　[ 林泉寺と娯楽センター七福 ]

まず、大平台駅を出て芦ノ湖方面へ歩いて行くとすぐ、山門横に十一面観音が鎮座する曹洞宗のお寺「林泉寺」がある。さらに、少し進むと何やら怪しげな「娯楽センター七福」という昭和レトロな遊技場が現れる。中に入ると、パチンコやスマートボール、そして射的があって１ゲーム３００円也。早速、射的を試してみたところ、大きな景品は落ちなかったものの、小さなお菓子を２個ゲットした。ただ、射的はこれまでやったことがなかったため、最初撃った時に指がレバーにかかってしまいかすり傷を負ってしまう。まあ、大事には至らなかったが射的はくれぐれもご用心。ちなみに、ここは不定休とのこと。 　

　[ 山水荘・日帰り温泉露天風呂 ]

そしてお次は、いよいよメインの温泉である。道路の反対側に渡って、小路の中を入って行くけば「山水荘」という旅館が建っている。大平台温泉の中ではイチオシで、日帰りでも貸切り露天風呂が利用できる。（１時間１名２、０００円）　ただ、加温・加水・循環・消毒一切なしのナトリウム塩化物泉の源泉かけ流しであるが、湯温はかなり高い。止む無くフクロウを回してしまった。（笑）

　〇参考URL：山水荘公式サイト 　

　[ 脱衣所と内湯 ]

そして一風呂浴びたら、脱衣所の椅子に座って体を冷まし一休み。ちなみに、化粧台は露天風呂の脱衣所にはなく、館内の内湯向かいにある。後日内湯にも入ってみたが、こちらも広くて快適であった。 　

　[ スイッチバックカフェ ]

温泉に浸かった後は、再び小路を抜け、スイッチバックカフェという「箱根上の湯」という旅館に併設された喫茶店へと向かう。このお店は、箱根登山鉄道の線路と並行してカウンター席があって、のんびりお茶をしながら登山電車が眺められる。

　〇参考URL：スイッチバックカフェ公式twitter 　

　[ テラス席 ]

また、建物の外にはテラス席があって、ここから上大平台信号場のスイッチバックが望める。ただ、真夏に訪れたものだから、写真を撮ったら登山電車の前に雑草がニョッキと顔を出している。 　

　[ 箱根登山電車 ]

そこで、箱根湯本方面の電車を見送った後、強羅方面の電車を単独でパチリ。こちらは雑草が電車にかからず上手く撮れた。写真を撮った後はテラスでまったり。 　

　[ テーブル席 ]

余談ながら、店内にはカウンター席のほか、写真右のようなテーブル席もある。また、駅への道すがら、蔵茶カフェというお店もあったので、今度機会があれば入ってみたいと思う。 　

　[ おまけ：あじさい電車 ]

最後に、太平台には紫陽花が多く、６月に行くとなかなか味がある。こちらは今回訪れる前に撮影したもの。登山電車と紫陽花の絶好の撮影スポットが幾つかあり、撮り鉄さん達も多い。　 　

　あじさい電車のライトアップ撮影地　　2023.06