箱根湯本遊歩道の桜と福住楼(2)

　[ 福住楼へ ]

２月後半の三連休、改めて福住楼へ向かった。前回泊まった時は早川に面した「梅二」という眺めの良い部屋で、この部屋を再び予約しても良かったのだが、福住楼は全１７室すべての部屋の造りが違うという。そこで今回は「桐三」という部屋を選択してみた。「桐三」は、かつて川端康成が宿泊し原稿を執筆していたという。　

　[ 箱根湯本遊歩道 ]

ただ、福住楼に泊まるだけでは味気ないので、久々に芦ノ湖に行ってみようと小田原からバスに乗ったのだが、２月の三連休ということで道路は大渋滞。本来、小田原－芦ノ湖（元箱根）間は約５０分で到着する筈が、かなり手前の箱根湯本までで５０分かかってしまった。そこで芦ノ湖は断念し、ちょうど早咲き桜の時期だったので、急遽箱根湯本で下車し、早川の河原に沿って付けられた箱根湯本遊歩道へ向かった。
箱根湯本遊歩道へは、箱根湯本駅前の道を渡ったところ架かる「あじさい橋」を渡って左手に歩いて行く。するとタクシーの待機所があり、ここを突っ切ると道路の下を潜って箱根湯本遊歩道に出る。　

　[ 満開の桜 ]

ただ、福住楼に泊まるだけでは味気ないので、久々に芦ノ湖に行ってみようと小田原からバスに乗ったのだが、２月の三連休ということで道路は大渋滞。本来、小田原－芦ノ湖（元箱根）間は約５０分で到着する筈が、かなり手前の箱根湯本までで５０分かかってしまった。そこで芦ノ湖は断念し、ちょうど早咲き桜の時期だったので、急遽箱根湯本で下車し早川の河原に沿って付けられた箱根湯本遊歩道へ向かった。
箱根湯本遊歩道へは、箱根湯本で下車したら、駅の向かいに架かる「あじさい橋」を渡って左手に歩いて行く。するとタクシーの待機所があり、ここを突っ切ると道路の下を潜って箱根湯本遊歩道に出る。　

　[ アーガイル柄のタイツ ]

風景写真を撮った後は、もちろん記念撮影。ちなみに、履いていったタイツはアーガイル柄のタイツで結構気に入っている。写真のブラウンベース以外にも、グレーベースやグリーンベースも持っているが、今回のタイツはこちらで正解かな。　


[ 牛頭天王神社 ] そして、記念撮影を済ませたら、前回は箱根湯本からお散歩がてら塔ノ沢へ向かったものの、同じルートを通ってもつまらないので、反対側の入生田方面にある牛頭天王神社へと向かってみた。渋滞する車を脇目に国道１号線を歩いて行けば、左手に箱根町社会福祉協議会への道が現れ、ここから牛頭天王神社へ行けるのであるが、こちらは道が判り辛いため、そのまま国道を歩いて行く。すると山崎宮（写真左上）という小さな神社が、箱根登山鉄道の線路の反対側に現れる。この神社を過ぎ更に歩いて行けば、やがて目的の牛頭天王神社の入口である。参道（写真右上）を登って行けば、小さい社がありパチリと記念撮影。ちなみに社の右手に小道が付けられており山の斜面を登って行くと箱根町社会福祉協議会からの道に出る。

　[ 「桐三」の部屋１ ]

花見と箱根湯本周辺の散策を済ませたら、箱根湯本駅に出て箱根登山電車に乗り塔ノ沢駅から福住楼へ向かう。福住楼に着くと、早速「桐三」の部屋に案内される。この部屋は上階の部屋が使われておらず、同じ階の部屋とも壁を接していない。というか階段が数段あって、他の部屋より少し奥まった感じだ。さすが小説家が好んだ部屋だけあって静かな雰囲気で、部屋に入るとすぐ左手の窓に箱庭が見える。　

　[ 「桐三」の部屋２ ]

ちなみに、窓は部屋の反対側にもう一面あり、障子を開けると中庭（写真下）が望めるほか、左側にある障子は丸窓に据え付けられていて、日が当たると山の背後に陽の光が映る洒落たデザインとなっている。　


[ 建物内部とお料理 ] 他にも、館内には現在は使われていない電話室や階段など凝った造りで、さすが登録有形文化財だけのことはある。ちなみに、夕食はというと２回に分けて出され、１回目は写真左下のお品でお酒を飲みながら料理を楽しみ、お酒を飲み終わった後、今度は写真右下のお品が運ばれて来る。１回目、２回目とも繊細な味でとても美味しい。

　[ ３in１タイツ ]

それと、浴衣も部屋にセットされているが、今回はMyホームウェアを持参した。ボトムスは「３in１タイツ」というフェイクタイツの一種で、スパッツ・ソックス一体型となっており、生地も厚くて暖かい。お値段は２千円とお高いが、これ１枚で過ごせるためお勧めのタイツである。話は逸れたが、この日は温泉に入った後、早めに布団に入って寝た。

※館内には浴場が５ヶ所あり、前ページでその一部を紹介しています。　

　[ 早川 ]

翌日は朝起きたら雨。しかも塔ノ沢より上の方は雪だそうで、芦ノ湖行きのバスは運休、箱根ロープウェイも運休、強羅方面も箱根強羅公園が１１時で入園停止と観光は壊滅状態。致し方なくチェックアウト後は福住楼脇の早川の写真を撮り、塔ノ沢駅から帰路に着いた。そうそう、下記写真は電車に乗る前、駅構内で撮ったもの。タイツはブラウンの千鳥格子で、こちらもお気に入り。　


[ 遊歩道の置物 ] また、足元には狸などの置物も置かれなかなかユニークであった。