石橋山古戦場・佐奈田霊社　2010.05

　[ 石橋山古戦場と佐奈田霊社 ]

国の史跡にも指定されている石橋山古戦場は、源頼朝が治承４年（１１８０年）に、以仁王の令旨を受け平家と戦ったところである。しかし、兵力は大庭景親が率いる平家方約３０００人に対し、その十分の一の３００人足らずであった。結果、源頼朝は敗走し、戦いの先陣を切った佐奈田（真田）与一も、ここで壮絶な討ち死をしたという。この与一を祀った神社が佐奈田霊社（写真右上）である。

　[ 与一塚・ねじり畑・文三堂 ]

佐奈田霊社の境内には、そろばん供養碑（写真左上）や与一塚（写真右上）があるほか、境内を出てすぐのところに、実際に討ち取られた場所と言われる「ねじり畑」（写真左下）がある。なお、「ねじり畑」の名の由来は、この畑に作物を植えると、すべてねじれてしまうという言い伝えからきたもので、近くには、与一同様、討ち死した郎党の文三を祀る文三堂（写真右下）も建っている。 　

　[ みかん畑と海の景色 ]

ちなみに、今はみかん畑が広がり、眼下に海を見下ろす風光明媚な場所である。それと、この辺りは鉄道写真を撮る名所のようで、三脚を立てたカメラマンも何人かいた。まあ、確かに絵になるスポットだ。 　

　[ おまけ ]

余談ながら、文三堂前の道を早川駅とは、反対側の根府川駅方面へ歩いて行くと、ヒルトン小田原リゾート＆スパの敷地内散策路に出る。ちなみに、この道は「早川・片浦ウォーキングトレイル」と呼ばれるウォーキングコースとなっており、ヒルトン小田原リゾート＆スパまでは約５０分である。ただ、ハイキングコースというよりは農道歩きになる。ちなみに、敷地内散策路の入口は、「早川・片浦ウォーキングトレイル」を進み、牧谷川橋（写真左上）を渡ったところにある看板を右に曲がって、門（写真右上）の中に入って行く。
なお、頁が長くなるため、続きは [ こちらへアップ ] したので、興味のある方はご覧下さい。