恩賜箱根公園・芦ノ湖から富士山撮影


[ 恩賜箱根公園へ ] 恩賜箱根公園は、旧箱根離宮跡地に造られた県立公園である。公園の中央には、湖畔展望館があって、ここから富士山を眺むことができる。そこで、初秋の１１月中旬、この恩賜箱根公園を散策してみた。まず、元箱根バス停から紅葉の湖畔（写真左上）を歩き、芦川橋（写真右上）を渡って園内に入る。すると、いきなり二百階段（写真左下）が出迎えてくれた。多分名前のとおり二百段あるのだろうけど、そんなことは気にせず階段を登って行くと、紅葉の木々が茂る丘の上に出る。　[周辺MAP]　Yahoo!地図情報　[参考URL]　恩賜箱根公園


[ 八景巡り ] この丘の上には湖畔展望館、そしてその先に弁天の鼻展望台があるのだが、あいにく曇が多く期待していた富士山は望めなかった。う～むザンネン。富士山の眺望はまた次回にするとして、ここから塔の鼻広場（写真左上）、そして紅葉スポットである草花の丘（写真右上）と巡って行く。なお、途中には湖畔広場（写真下）があって、芦ノ湖が出迎えてくれた。余談ながら、巡ったコースは恩賜公園の八景と呼ばれている。

　[ 芦ノ湖の氷結入り江 ]

さて、後日やはり芦ノ湖から富士山を眺めたくなり、冬に再び恩賜箱根公園を訪れてみた。前回同様、元箱根から芦川橋を渡って園内に入ると、芦ノ湖の入り江は陽が当たらないせいか氷結。試しに小石を投げてみたら、ポンポンと氷の上を飛び跳ねて行った。　


[ 湖畔展望館 ] そして、改めて園内の丘の上に建つ湖畔展望館へと向かう。ちなみに、湖畔展望館の１階には、かつての箱根離宮に関する資料が展示され、ステンドガラスがはめ込まれた階段を上って行くとバルコニーが現れる。バルコニーからは庭園が望めるほか、正面には芦ノ湖の先に雪化粧した富士山が鎮座している。

　[ 富士山の眺望 ]

また、湖畔展望館のほか、その先の弁天の鼻展望台からも富士山が望め、パチパチとデジカメで撮影した。ちなみに元箱根も、芦ノ湖と富士山を撮影する絶好のビューポイントで、こちらは箱根神社の鳥居付きである。　

　[ 駒ヶ岳 ]

ただ、どちらも芦ノ湖と富士山をバックに記念撮影するには、逆光となってしまう。そこで、富士山の右手に聳える駒ヶ岳をバックに園内の弁天の鼻展望台で記念撮影。駒ヶ岳も晴れていたので、とても良く見えた。　

　[ アセビ ]

さて、秋も冬も季節を感じられる恩賜箱根公園であるが、三度春４月１日に訪れてみた。園内にはスズランに似たアセビが数多く咲いていて、地味な花ながら、うららかな日差しの中、可憐に咲いている。ちなみに、アセビは木に咲く小さな花で上記写真の背後に咲いているのだが、判り難いので下記へズームアップした写真も載せておく。　

　[ ミズバショウ ]

それと、忘れてはならないのがミズバショウ。上記で紹介した「氷結入り江」であるが、春になると湿地となりミズバショウが、何株かではあるが咲いていた。元々芦ノ湖畔には、ミズバショウは自生していなかったと思うので、箱根湿生花園辺りから鳥が種を運んで来たのかも知れない。ミズバショウが見れたのは、とてもラッキーであった。
最後に、恩賜箱根公園で忘れてはならない花にツツジがある。ツツジは、小田急山のホテル(1) つつじ庭園と箱根神社で紹介しているので興味ある方はどうぞ。　