下地島一周自転車旅　2023.09＆2015.08

　[ 下地島へ ]

下地島は宮古列島の一つで、隆起珊瑚礁の島です。狭い水路を隔てて伊良部島と接しており、伊良部島からは伊良部大橋で宮古島とも繋がっています。また、下地島には、LCCの空港「みやこ下地島空港」があり、宮古島にあるフルサービスキャリアの宮古空港間でバス路線が開設されています。このバス路線は宮島列島の中でも、一番バスの本数がある路線で、宮古共栄バスが上下線１日４〜５本、中央交通バスが上下線各５本運行されています。そこで、今回は宮古島から路線バスで下地島まで行ってみました。ちなみに、バスの乗車場所は、泊まったホテルからほど近い平良港（写真左上）バス停で両社のバスとも停車します。そして伊良部大橋を渡り下地島に向かうのですが、なんと伊良部大橋から海を眺めると、橋の下にウミガメが泳いでいました。あまり上手く写真は撮れなかったものの感動です。（写真右上）また、橋からの眺めも素晴らしく、これだけでもバスに乗った甲斐があるというものです。

　 ◎参考URL：宮古共栄バス　中央交通

　[ 満潮の佐和田の浜 ]

そして、みやこ下地島空港に到着すると、空港内のインフォメーションセンターで自転車をレンタルしました。１日プランで変速機付きのミニサイクルが３，０００円、同じく変速機付きのミニサイクルで電動アシストが付いたものが４，８００円です。ここは大盤振舞で電動アシストを借りたのですが、なにせパワーが滅茶苦茶弱いです。これなら通常の自転車の方が良かったかなと、ちょっと後悔してしまいました。ちなみに自転車は、「TRANS MOBILLY」というメーカーのものでAmazonなどの購入者評価を見てみると、YAMAHAやPanasonicといった電動アシスト自転車のエコモードくらいしかパワーがないといった評価です。う〜む。まあ、後悔してもしょうがないので気を取り直し、下地島一周へと自転車のペダルを漕ぎ出します。最初に向かった先は、佐和田の浜です。佐和田の浜は、日本の渚百選にも選らばれている浜です。浜の入口には、名前は判らないものの、薄紫の花が咲いていました。ちなみに、上下の写真は前回訪れた時のもので潮が満ちていました。

　 ◎参考URL：みやこ下地島空港ターミナル施設案内

　[ 干潮の佐和田の浜 ]

ただ、今回は引き潮です。佐和田の浜最大の特徴は、遠浅の海に巨岩が点在する風景で、近くの巨岩まで海の中を歩いてみることにしました。靴を脱ぎバシャバシャ海の中に入って行きます。ちなみに、巨岩は１７７１年４月２４日（旧暦：明和８年３月１０日）に起きた八重山地震の津波（明和の大津波）で運ばれてきたものだそうです。それと、佐和田の浜は遠浅過ぎて海水浴やシュノーケリングには適さないようで、海の生き物を啄ばむ鳥くらいで人があまりいません。それがかえって海を専有しているようで気分爽快です。ただ、風は強かったですね。

　[ 下地島空港１７エンド ]

佐和田の浜を満喫した後は、いよいよ本日のメインスポットである下地島空港１７エンドへ向け再び自転車に乗ります。１７エンドとは、下地島空港の滑走路の延長上にある桟橋のことで、桟橋の方向（真北を基準にした際に１７０度の方角）から飛行機が滑走路に進入しくることから、そう呼ばれるようになったとのことです。

　[ 飛行機 ]

ちなみに、上記写真は佐和田の浜から写したもので、確かに桟橋の上を通って飛行機が滑走路に着陸していました。

　[ １７エンドビーチ ]

そして、滑走路に沿って飛行場の反対側に出ると、そこは天国のような素敵なビーチです。１７エンドビーチと呼ばれ、真っ白な砂浜、透明度の高い海、９月末だというのに泳いでいる人達もいました。

　[ 海の景色 ]

砂浜を過ぎても少しの間、透明な海が続き、その先にはかき氷などの移動式売店出ています。

　[ 通り池 ]

ここを過ぎると、今度は自転車で定番の観光スポットを巡って行きます。まずは通り池で、この池は地下で海と繋がっています。

　[ 帯石・下地島巨石と中の島海岸 ]

更に自転車を漕いで行くと、お次は帯石・下地島巨石（写真左上）で、よくこんな巨岩が津波で打ち上げられたなあといった感じですが、鳥居以外には何もありません。そして中の島海岸（写真右上)、３５ENDビーチ（写真下）と巡って行き、最後は、渡口の浜です。

　[ 渡口の浜 ]

渡口の浜には多くの人達がいて、売店やトイレも併設されていました。

　[ 亀島 ]

また、渡口の浜の向かいにはカメの形をした亀島があり、カニや魚も多く生息しています。ここでのんびりした後、みやこ下地島空港に向け自転車を走らせ帰路に着いたのでした。