唐人墓と竹富島前編（サイクリング）　2022.10.24-10.25

　[ 琉球観音埼灯台と観音ビーチ ]

今回ご紹介するのは、石垣島離島ターミナルから船に乗り、１５分のところにある竹富島です。ただ、竹富島へ行く前に、この島が良く見えるという石垣島の琉球観音埼灯台へ向かいました。本当は離島ターミナル近くで自転車を借り、サイクリングでと思っていたのですが生憎の雨。そこでタクシーで向かいます。乗車時間は僅か約１５分で、金額も１，３１０円でした。ただ、高台にある灯台ですが、竹富島がくっきり見えるはずだったものの、かすかにしか見えません。また、その横にある観音ビーチへも降りてみましたが、南国の海という訳には行かず、どんよりとした感じです。取り敢えず、記念撮影をして撤収しました。

　[ 唐人墓 ]

そしてお次は、近くにある唐人墓を見学です。こちらは日中国交正常化、沖縄返還の年である１９７２年に建てられたもので、１９世紀中国からアメリカへ向かう船内で、虐待に耐えかねた複数の中国人達が暴動を起こし船長を殺してしまったため、英国軍隊によって逆に殺害されてしまい、その慰霊を祀っています。こちらを見学した後、隣ある物産センター石垣島へも立ち寄ろうとしたのですが、天気が悪く早めに店じまい。致し方なく、路線バスで離島ターミナルまで戻ったのでした。

　[ フナヤー跡・ビジターセンター竹富島ゆがふ館 ]

離島ターミナル近くのホテルで１泊し、翌日はいよいよ竹富島へ向かいます。竹富島に降り立つと港を背にして歩いて行けば、すぐ道路脇の案内板後ろにフナヤー跡（写真左上）があります。こちらは、跡地に復元されたかつての船待ち小屋で、右手にはビジターセンター竹富島ゆがふ館（写真右上）が建っています。竹富島の自然や伝統文化等を紹介している施設で、まずはここを見学です。そして、その横にある嶺本レンタルサイクルというところで、電動自転車を４時間半借りました。ちなみに、竹富島には他に数軒のレンタサイクルショップがあって、港から徒歩１５〜２０分くらいの島の中心部（集落）にあります。（レンタサイクルショップでは送迎バスも有）

　◎参考URL ： やえやまなび離島航路時刻表　 竹富島のレンタサイクル　

　[ コンドイビーチ ]

そして、電動自転車に乗ると、まず向かった先はコンドイビーチです。真っ白な砂浜が目の前に広がり、それは絶景です。しかも、訪れたタイミングが良かったせいか、砂浜の先に干潮時のみに現れるという幻の浜が出現しています。ここで自転車を降り、折角ですから幻の浜に渡ってみました。靴を脱いでレギンスをまくり、素足で海の中をジャボジャボです、水は透明で１０月末なのに暖かく、歩いているだけで楽しいです。渡り切って幻の浜に立つと、もうそこは白砂の世界。なんか日本じゃないみたいですね。

　[ 幻の浜 ]

さらに目を転ずれば、海の向こうに石垣島も見えます。時間が経つのも忘れ、白い砂浜のビーチで時を過ごしました。そうそう、このコンドイビーチですが、トイレやシャワーも設置されています。

　[ カイジ浜 ]

そして、コンドイビーチの幻の浜をなごみ惜つつ、次に向かった先はカイジ浜です。カイジ浜は星砂が拾えることで有名ですが、あいにく見付けられませんでした。そんな人のために、浜の入口で星砂も売っています（笑）

　[ アイヤル浜 ]

星砂が見付けられず意気消沈気味ではありましたが、気を取り直してお次のビーチ、アイヤル浜へと自転車を走らせます。ただ、アイヤル浜は途中から未舗装道で、折角の電動自転車ですがスピードダウンです。それでも浜に着くと、透明で青い海が出迎えてくれました。ちなみに、こちらもコンドイビーチ同様、白い砂浜ですがやや岩が多かったです。

　[ キトッチ浜 ]

それと、アイヤル浜は北に向かってキトッチ浜へと続いています。自転車で行く場合は、アイヤル浜の手前左手に道（写真左上）があり、少し進めば海が現れ（写真右上）、目的の浜へ到着します。

　[ 集落へ ]

海を満喫した後は、再び電動自転車に乗り今度は集落へと向かいます。集落は石灰岩の石塀と琉球赤瓦の家が建ち並び、美しい街並みです。また、ハイビスカスなどの花も咲いていたほか、御嶽と呼ばれる琉球の神様がいらっしゃる聖域（写真右下）が要所にあります。

　[ 旧与那国家住宅 ]

それと、内部を見学できる琉球赤瓦の家として、旧与那国家住宅があります。こちらは国指定の重要文化財となっており、１９１３年（大正２年）に建築された竹富島の代表的な民家です。

　◎参考URL ： 竹富島地域自然資産財団　入館協力金３００円

　[ 動物達 ]

最後に、竹富島には、ほかに牛の牧場があったり、休憩所のベンチの下に猫、そしてカイジ浜にはヤドカリがいました。動物達にも癒された島で、今回はレンタサイクルで巡りましたが、次ページ 竹富島後編と黒島 では、水牛車に乗っての島巡りをご紹介しています。そちらも、是非ご覧下さい。