北投温泉博物館・松山文創園區　2024.05.02＆01.05

　[ 北投温泉博物館 ]

GWに台湾へ行って来ました。旅のテーマは温泉で、台湾には当ホームページでもご紹介している烏来温泉や金山温泉など多くの温泉があります。今回訪れたのは北投温泉で台北中心部から一番近く、MRT（地下鉄）淡水信義線支線の新北投駅に降り立てば、すぐ目の前に温泉ホテルが立ち並んでいます。ただ、温泉に入る前に、まずは北投温泉博物館へと向かってみました。行き方は、改札を出て駅を背にして歩いて行くと北投公園という公園があって、その中に建っています。

※公式サイト　北投温泉博物館

　[ 大広間 ]

北投温泉博物館は、１９１３年に台北庁の長井村大吉の発案によって、日本の静岡県伊豆山温泉を模し北投温泉公共浴場として建設されました。一階はレンガ造、二階は木造で、外観は和洋折衷となっています。入口は二階にあり受付から中に入ると、すぐ休憩空間として畳の大広間が広がっています。脇には売店やテラスもあり、それらを見た後は一階の浴場へと向かいました。

　[ 浴場 ]

浴場は、ステンドグラスの窓に囲まれた大浴場と、その脇に洗い場、そして個室の小浴場があります。

　[ 湯冷まし ]

また、窓際には湯冷ましベンチと扇風機も置かれてます。そうそう、これら当時を偲ぶ展示以外に、北投石と呼ばれる鉱石の展示やその生成などの解説もありました。

　[ 春天酒店 ]

北投温泉博物館の後は、いよいよ温泉です。まずご紹介するのが以前訪れた春天酒店の湯屋（個室風呂）です。台湾の湯屋には脱衣所がなく洗い場で着替え、ドライヤーなどもその脇に置かれてます。また、湯屋の利用時間は1時間で、ホテルだったためシャンプーやボディーソープに加え、アメニティも大体揃っていて、何も準備して行かなくても大丈夫でした。ちなみに、泉質は弱酸性（PH３〜４）で、慢性関節炎や血液循環に効能があるそうです。ただ、浴槽が大きいため、お湯を張るのに、時間が思ったよりかかってしまいました。

料金：大人６００NTD（２０２４年現在）

　[ 景泉浴室 ]

そして、今回訪れたのが景泉浴室の湯屋です。ホテルではないので随分質素な感じです。ただ、泉質はというと、透明な湯ではあるものの非常に濃厚。湯温を冷ましても、長くは浸かってられませんでした。ただ、温泉から上がったら体はポカポカ。とてもリラックスでき、アメニティはないものの入浴料は激安です。

料金：大人１５０NTD（２０２４年現在、タオルは有料で販売）

　[ 地熱谷 ]

そうそう、景泉浴室に隣接して、入口に手湯のある地熱谷があります。地熱谷とは、大屯火山群の地熱地帯の南西端に位置し、水蒸気爆発の跡と思われる窪地で、底から緑がかった温泉が湧き出ている場所です。ただ、温泉の湧出温度が９８度で、年中湯気が立ち込め翡翠霧とも呼ばれています。

　[ 北投公園遊歩道 ]

最後は、夜風に当たりながら新北投駅まで、北投公園の遊歩道を散策しながら戻りました。そうそう、駅前（七星公園）には、廃線となった台鐵新北投駅の旧駅舎と当時の車両（写真下）が展示されてますよ。

　[ 松山文創園區（台湾総督府専売局松山煙草工場）]

お次は、信義區のMRT板南線国父紀年館駅近くにある「松山文創園區」のご紹介です。（台北駅で乗換要）
松山文創園區は、１９３７年に建設された「台湾総督府専売局松山煙草工場」をリノベーションしたもので、クリエイティブな文化施設として再利用されています。ちなみに、中に入っている店舗は大半が１９時でクローズするものの、建物内部の見学は２２時まで大丈夫です。そこで、到着は１９時を過ぎていましたが、上記写真の入口から早速中に入ってみました。

※公式サイト　松山文創園區

　[ アート作品 ]

入口脇のユニークな謎のオブジェの脇を通り過ぎると、中は長い廊下が続いています。また、所々にアート作品も置かれています。

　[ ライトアップ ]

このアート作品の中で一番目を引いたのが、窓ガラスに貼られたフィルムアートで、要所に今では使われていない旧消火設備なんかも残っています。また、外に出てみると倉庫群がライトアップされ、夜に来た甲斐がありました。

　[ 中庭 ]

特にバロック調の中庭は、中央に噴水が配置されなかなかの雰囲気です。

　[ 池のほとりの夜景 ]

そして、ハイライトは建物脇の池のほとりから見たビル群の夜景です。水面にも鏡のように映り、しばしその景色にうっとりしました。
ところで、夜景を見た後の夕食ですが、隣接して「誠品生活」というデパートがあって、その地下に丸亀製麺など飲食店が入っています。（LO：２１時３０分、閉店：２２時）

※公式サイト　誠品生活

　[ 泊まったホテル ]

夕食を摂った後はホテルでのんびりです。ちなみに、今回泊まったホテルは、女性に人気の台湾シャンプーで有名な小林髪廊が向かいにあって、部屋からは台北の街並みが望めます。

※インスタ　#小林髪廊

　[ ホテルでスナップ ]

最後にホテルでのスナップです。足元は薄手のシアータイツです。ちなみに、上記写真は露出オーバー気味のため、もう１枚取り直してみましたが、あまり変わりませんね。（笑）