基隆港から和平島・中正公園　2019.01.26-01.28

　[ ビジネスクラスで台湾へ ]

年末にエバー航空から、ダイレクトメールが届きました。内容は「年末年始に新しい年の旅行プランを考えてみませんか」というもので、期間中に航空券を予約すると１０％オフとのことです。そこで、早速、旅の計画を立て、行きはリッチにビジネスクラス、帰りはエコノミークラスでもゆったり足が伸ばせる席で、２泊３日台北へ行くことにしました。ちなみに、ホテル代（滞在期間中スマホ無料貸出付き）を含め７７，０００円全て込みと、かなりリーズナブルです。
で、行きはせっかくビジネスクラスを取ったのですから、成田空港ではエバー航空も加盟しているスターアライアンスメンバーのラウンジで軽食やフルーツポンチを食べ、のんびりしてから出発しました。機内へも優先搭乗で、席に座ると名前を呼ばれ、ウェルカムドリンクが出て来ます。ウェルカムドリンクは、アルコールもあるようでしたが、取り敢えずホットコーヒーを頼み、飛行機は台北に向かって飛び立ちました。

　[ 基隆港 ]

台北に着いた後、ホテルでチェックインを済ませると、その日は夜市に行って、明日に備えゆっくり休むことにしました。そして翌日は、台北バスステーションから國光客運のバスに乗り基隆へ向かいます。道が混んでなければ、公式所要時間より早く着きます。ちなみに、基隆は台湾を代表する港町でバスを降りると、すぐ港です。

※台北バスステーション−基隆：乗車時間約４０分、運賃５７NTD（國光客運）

　[ 和平島海角楽園 ]

基隆からは、さらにタクシーに乗り換え、和平島海角楽園へと足を伸ばします。和平島海角楽園は、万人堆と呼ばれる波の浸食によって出来た奇岩が有名で、キノコのような岩がたくさんありました。

※基隆−和平島海角楽園：所要時間約１５分、運賃２０５NTD（タクシー）
　 和平島海角楽園：入園料８０NTD、営業時間８時〜１８時（夏季は１９時）

　[ 和平島の景色 ]

また、和平島海角楽園には、かつて大陸からの進行に備え造られたトーチカ（写真上）が遊歩道脇に残っているほか、和平島社寮外嶋集善堂（写真左下）や琉球漁民慰霊碑（写真右下）が建っています。
ちなみに和平島は、かつて社寮島と呼ばれ、１９０５年以降、琉球人が渡って来たそうです。台湾人は彼らに居住地を提供し、彼らも造船や漁法などの技術を教え、共存共栄を図っていましたが、のちの戦火で琉球集落は消滅してしまったとのことです。

　[ 中正公園 ]

和平島海角楽園を散策した後は、再びタクシーに乗って中正公園へ向かいます。中正公園は基隆港を見下ろす山の上にあり、頂上部には大仏禅寺が建っていて、門をくぐると正面に金色の大仏、そして左手に大仏禅院があります。

※和平島海角楽園−中正公園：所要時間約１２分、運賃１９０NTD（タクシー）

　[ 観音大士像 ]

また、右手には観音大士像が立っています。この観音像は内部に入れるようになっていて、狭い階段を登って行くと観音像の上部から周囲を見渡すことができます。

　[ 許願池 ]

そして、大仏禅寺で忘れてはならないスポットに、許願池があります。小さい観音様の足元に井戸のようなものがあり、覗くと手のひらが何枚も回転しています。手のひらには、「健康快楽」「財源広進」「永浴愛河」などの４文字が書かれており、上から小銭を投げ入れ、この上に乗ると、その願いが叶うそうです。

　[ 役政公園 ]

大仏禅寺の見学を済ませた後、まだまだ時間があったので、お寺を出て正面の道路を左に進み、役政公園へと足を伸ばしてみました。役政公園には、中華民国国軍で退役した兵器が展示されています。

※大仏禅寺−役政公園：所要時間約１５分（徒歩）

　[ 齋安宮から基隆廟口夜市 ]

役政公園からは、一旦、大仏禅寺まで戻り、基隆廟口夜市へと向かいます。途中、齋安宮（写真上）や、毎年「中元普渡」と呼ばれる伝統祭りが開かれる主普壇（写真左下）の前を通り過ぎ、夜市（写真右下）に到着です。しかし、人人人。日曜日の夜なのに凄い賑わいでした。

※大仏禅寺−基隆廟口夜市：所要時間約２０分（徒歩）

　[ 基隆港の夜景 ]

最後は、基隆港の客船ターミナルの喫茶店で、のんびりコーヒーです。夜景がきれい。なお、上記ルート図は下記です。